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Bytom(バイトム)の概要
【通貨名】Bytom
【通貨コード】BTM
【総発行枚数】14億700万枚
Bytom(バイトム)とは
2017年6月に公開された中国発の仮想通貨です。
バイトムはイーサリアム上に存在するプラットフォームであり、デジタルな資産と現実の資産といった複数の資産同士を繋げることを目標として開発されました。
デジタルな資産にはデジタル通貨なども含まれ、現実の資産にはワラント、証券、また予測情報などのあらゆる現実世界の情報などが含まれます。
こういった資産の相互運用はこれまでの仕組みでは難しいものでしたが、バイトムのプラットフォームでこれらの資産を総合的に管理し結びつけることで、それが可能になります。
そのため、バイトムが今後普及していった場合には、資産管理及び運用はより簡単に、利便性高く行えるようになるとされています。
バイトムの特徴は、
- デジタル資産と現物資産を相互管理
バイトムは、デジタル資産(仮想通貨など)に加え、株式や証券、さらには予測情報といった現物資産を相互に管理することを目的に構築されているプラットフォームです。
バイトムが現実化すれば、様々な壁のあった金融資産はその垣根を超えて、スムーズに取引が行えるようになるかもしれません。
将来的にはバイトムのプラットフォームを利用した安全なブロックチェーン技術で、様々な金融資産のやり取りが可能になる日が来るでしょう。
結果として、資産管理がより便利に、更には金融商品が繋がるため、流動性も格段に高まることが予想できます。
- ASICマイニングが可能
ASICは、通常の家庭用パソコンに採用されているCPUや、GPU(グラフィックボード)より、より高い計算処理測度を誇る集積回路のことです。
ただ、ASICを使ったマイニング方式では、資産を持っている人がASICを大量に導入して有利にマイニングできたり、電気代の安い国の人が割安にマイニングできるなど、偏りが生じています。
そのため最近では、CPUやGPUでもマイニングができる仮想通貨が増えつつあります。
その流れのなかで、ASICでのマイニングが可能なバイトムは、資本家などが喜ぶ通貨といってもいいでしょう。
- HDウォレット
バイトムには、HDウォレットというものが採用されています。
このウォレットには、マスターキーが容易されていて、ユーザーはこのマスターキーを利用することで複数のウォレットを同時に管理することができます。
ウォレットに応じていちいち管理する手間が省けるため、とても便利な機能といえるでしょう。
また、ウォレットが増えすぎたために秘密鍵を忘れたり、紛失するというリスクも回避することができます。
- クロスチェーン
現在、世界には1000種類を超える仮想通貨が存在していますが、その通貨全てに互換背はありません。
それぞれのブロックチェーンの仕様が異なるために、直接仮想通貨の交換ができないため、一度取引所といった仲介業者を挟む必要があります。
そこでバイトムでは、クロスチェーンという技術を使います。
クロスチェーンとは、異なるブロックチェーンを繋ぐ技術のことです。
バイトムのブロックチェーンの外側にサイドチェーンとして、他のブロックチェーンの縮小版を作り出すことで、他の仮想通貨とのやり取りも可能になります。
バイトムのプラットフォームが成功すれば、様々な仮想通貨が仲介業者なしに直接取引できるようになるかもしれません。
Bytom(バイトム)動向
バイトムは2018年1月13日に過去最高の80.61円を記録して以降は、2月22日現在に至るまで30~40円代をマークしています。
この高騰は、1月11日頃に報道された中国でのビットコインマイニングに対する規制が原因でしょう。
2月の初旬頃までは下火になっていましたが、それ以降は40円代前後を順調に推移しています。
ビットコインマイニングの8割が行われている中国では、新たな規制や報道の影響が色濃く反映されます。
その点、中国発の仮想通貨であるバイトムが持つボラリティ(価格変動の激しさ)はかなり高いのではないでしょうか。
仮想通貨バイトムはまだ歴史が浅いにも関わらず、多くの著名メディアから注目を集めています。
将来的に、株式や債券がブロックチェーン上で取引されるとなれば、バイトムの価値はおそらく上昇する可能性は高いでしょう。
数年前までは、法定通貨などの物理的な資産が圧倒的に優位でした。しかし、急速な情報技術の進歩により、形を持たないデジタル資産の価値は確実に上昇しています。
大きく捉えれば、現実世界とデジタル世界の距離が縮まる速度に比例して、バイトムの需要は増していくといえるでしょう。
そして、バイトムが運営するブログの情報は、仮想通貨バイトムの構造や特徴が写真付きで細かく説明されており、非常に信頼のおけるものが多いです。
バイトムでは、ASICと呼ばれる特定の目的のために作られた集積回路を応用したチップを用いて、研究が行われています。
このASICチップとPoWというアルゴリズムにより、人工知能の分野との関係性を構築しているようです。時代の最先端を逃さないバイトムの姿勢は、中国企業ならではの強みといえるでしょう。
Bytom(バイトム)将来性
バイトムの最大の魅力は、仮想通貨とそれ以外の通貨やサービスを簡単に結びつけることです。
そのためバイトムが普及すれば、将来的に仮想通貨と現物資産の境界線をなくしていけるかもしれません。すべての取引がバイトムのブロックチェーンで実行できるようになるのなら、いろいろなサービスを試してみようと思う人が増えるでしょう。
それは仮想通貨の利用を活性化させるだけでなく、既存のシステムをさらに使いやすくすることになります。バイトムでは柔軟なトレードが可能となっているので、これまで資産運用を億劫に感じていた人にもおすすめできるようになるでしょう。
将来的にはバイトムを経由して、仮想通貨と様々な媒体を交換することが当たり前となるかもしれません。
バイトムはスピーディな取引と高い匿名性をメリットとして打ち出しているため、仮想通貨で様々なサービスを利用したい人にうってつけとなります。
BUTXOによるトランザクションの並行管理は、スムーズに取引を終了させることが可能になるとのことです。また、バイトムは関係のあるトランザクションのみをチェックするコンパクト検証も実装しているので、他の通貨にはない柔軟なトレードに期待できます。
いずれはイーサリアムよりも素早いプラットフォームとして、世界中に浸透していくかもしれません。