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Cardano(カルダノ)の概要
【通貨名】Cardano
【通貨コード】ADA
【総発行枚数】450億枚
Cardano(カルダノ)とは
Cardanoは、オンラインカジノプラットフォームとして開発され運営されています。
オンラインカジノでは、運営側に有利なプログラムによってゲームが操作されていてもそれを見抜くことが難しく、参加者にとってのリスクが高いという問題点がありました。
そこでCardanoはスマートコントラクトを実装して、公平なカジノ運営を実現しています。
さらに重要なことに、Cardanoはその性能のポテンシャルの高さから現在ではより汎用性の高いブロックチェーンプラットフォームとしての開発を進めることが発表されています。
最終的な目標は「30億人の財布」を実現することと明かされており、これは全世界の難民(約30億人とされています)が、自由に資産を保管・貯蓄できる世界を目指すという意味です。
CardanoはCardano Foundation(カルダノ財団)によって運営・管理されており、この財団が外注する形でIOHK(インプットアウトプット香港)という団体が開発を、Emurgo(エマーゴ)という団体が営業活動を行っています。
Cardanoはオンラインカジノプラットフォームとして開発された仮想通貨プロジェクトです。
通常オンラインカジノは透明性や公正性の確保が難しく、不正が見抜けないことから普及が進まずにいましたが、Cardanoではスマートコントラクトを導入することで透明性や公正性を確保しています。
スマートコントラクトによって自動的に契約を履行することで不正を排除し、ブロックチェーンが持つ透明性によってオープンな環境を保っているわけです。
ただしスマートコントラクトを用いたオンラインカジノプロジェクトはCardanoだけではなく、他にも数多く存在します。
エッジレス(EDG)やファンフェア(FUN)がこれにあたります。
Cardanoが他のスマートコントラクトを用いたオンラインカジノプラットフォームと違うのは、エッジレスやファンフェアがイーサリアムをベースに開発されているのに対して、Cardanoは他の仮想通貨をベースにしていない独自のブロックチェーンであるという点です。
そのため、イーサリアムとは異なる形でのスマートコントラクトを実装しています。
Cardanoは承認アルゴリズムにPoSを採用しています。
そのため、専用ウォレットにCardanoを保管しておくことでブロック承認報酬としてCardanoを受け取ることができ、その専用ウォレットがダイダロス(Daedalus)というものです。
ダイダロスは秘密鍵を保護することでハッカーの攻撃に対して高い耐性を誇っており、Cardanoはもちろん、将来的にビットコインとイーサリアム・クラシックにも対応する予定であるとのことです。
さらに、Cardanoのメインプロジェクトであるオンラインカジノとの連携も実装予定で、ダイダロスとカジノの間で直接エイダコインをやり取りできるようになるようです。
Cardanoが持つスマートコントラクトは「Plutus」というカルダノ独自の仕組みが使われています。
契約を自動で履行するという根本の機能はイーサリアムなどが実装している通常のスマートコントラクトと変わりありません。
Plutusはイーサリアムのスマートコントラクトを根本から見直し再設計することで、イーサリアム以上に強固なセキュリティと、イーサリアム以上に複雑な契約を履行できるよう性能を向上させたスマートコントラクトです。
Cardanoの本来の開発目的はオンラインカジノですが、このPlutusの性能を活かしてカジノ以外にも様々な機能を持つ汎用プラットフォームを目指しているようです。
Cardano(カルダノ)の動向
Cardano(カルダノ)とADA(エイダコイン)は、イーサリアムの開発に携わったとされるチャールズ・ホスキンソン氏によって生み出されたプラットフォームと仮想通貨です。
ADAは2016年10月に取引がスタートし、通貨単位は「ADA」、発行枚数の上限は450億枚となっています。
もともと「Cardano」というオンラインゲームやオンラインカジノを扱うプラットフォームがあり、そこでの通貨が「ADA(エイダ)」でした。
Cardanoはレイヤーによって構築されているため、柔軟な使い方が可能です。大きな特徴は、イーサリアムと同様のスマートコントラクトです。Cardanoのスマートコントラクト「Plutus」は、より複雑で高度な契約内容も瞬時に記録することができるといわれています。
仮想通貨Cardanoの仕様には「Daedalus(ダイダロス)」というウォレットをダウンロードする必要があります。このダイダロスはセキュリティ性の高いウォレットで、様々なオンラインゲームで獲得したコインを直接送金できるようになります。高いセキュリティのもとで迅速な送金ができるという点もCardanoの魅力のひとつです。
Cardanoの現在価格は、2018年8月31日時点で約11円です。市場が拡大していた年初に比べると随分価格は安くなりました。現在では2017年12月の大幅な高騰が始まる前の水準に戻っています。
時価総額は日本円で約3500億円、時価総額ランキングでは8位に位置しています。
Cardano(カルダノ)の将来性
エイダコインはICOで60億円もの資金調達をしており、これからの注目度が高い仮想通貨です。
また開発チームはオンラインカジノプラットフォームの開発以外にも、「30億人の財布」を作ることも目標に掲げています。
これによりエイダコインの専用ウォレット「ダイダロス」は銀行口座を持てない人たちの資産を守ることに繋がるでしょう。
さらに今後ATMの設置計画やデビットカードの導入も進んでいるほか、複数の大手海外取引所に上場しているため、エイダコインの将来性は明るいと言えます。
Cardanoは5つの開発段階が発表されており、現在はその2段階目に位置しています。
今後のロードマップが厳密にいつ達成されていくかは明確にされていないものの、開発が実際に進んでいることが評価されています。
Cardanoとして最終的に持たせる機能として、ホワイトペーパー上に13の記入が確認されており、その中には1000以上のアルトコインから長所を学習していき、Cardanoに含ませていくといった記述もあります。
またホワイトペーパーとは別に、公式が発表している今後のエイダに関する予定には、日本のATMでのエイダの取り扱いやデビットカードの発行によってエイダでの支払いを可能にするといったものがあります。
さらにCardanoは様々な企業・機関との提携も進んでおり、代表的な提携先として
・エチオピア政府
・東京工業大学
・SIRIN LABS社
・MOX社
・CHINACCELERATOR社
が挙げられ、開発が有力なチームのもとで実際に稼働していることからも、期待度は高いと言えるでしょう。