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セルシウス(Celsius/CEL)の概要
【通貨名】Celsius
【通貨コード】CEL
【総発行枚数】不明
セルシウス(Celsius/CEL)とは
Celsiusとは、分散型仮想通貨貸付(レンディング)プラットフォームです。イーサリアムをはじめとするDeFi(分散型金融)サービスプラットフォームの一つに該当します。
自身が保有する仮想通貨を担保として預けることで、法定通貨のUSDかステーブルコインの融資を受ける事ができます。また、こちらから通貨を貸し出して、利子という形で報酬を受けとることもできます。ブロックチェーンの活用と仮想通貨カストディアンであるBitGoのサポートにより、セキュリティ面も万全です。
Celsiusは金融の透明化・公正化という目標のもと作られました。日本ではあまり感じられないかもしれませんが、世界には様々な理由で現行する銀行の口座を持つことができない人々がいます。開発元のCelsius NetworkのCEOであるAlex Mashinsky氏は、そのような人々に対しても金融サービスは行われるべきだと考えています。そうした思想のもとCelsiusは、ブロックチェーン技術を用いてウォールストリートに取って代わることを目指します。先は長いと思いますが、Celsiusの発展によりいつの日か人々が銀行口座を持たずに過ごすことのできる日がやって来るかもしれません。
セルシウス(Celsius/CEL)の動向
はじめにCelsiusは、2018年3月にCelsiusはパブリッククラウドセールを開催しました。このトークンセールでは約5000万ドルの資金調達に成功しています。そして8月には無事にCelsiusがローンチされます。ちなみに、このトークンセールで調達した5000万ドルをもとに、ローンチからわずか1年後には10億ドル相当の仮想通貨をカストディアンのBitGoに預けています。5000万ドルをわずか1年で10億ドルに変えたプロジェクトとしてここで一気に注目が集まりました。
ローンチからおよそ2年後の2020年5月には、Celsiusに5万BTCを超えるビットコインが入金されました。ビットコイン全体の発行部数から考えると、およそ1/420がCelsiusに預けられたということになります。さらにその翌月には入金総額が米ドルに換算して10億ドルを超えたことも公式が発表しており、それだけのプロジェクトの規模が年々拡大していっていることが分かります。また、同時期にはステーブルコインを提供するTether社がCelsiusに1000万ドルの出資を行ったことで、さらに注目を集めました。
セルシウス(Celsius/CEL)の将来性
Celsiusは現在の銀行に対する代替案として注目されています。注目のポイントとしては、CEOの存在が挙げられます。CelsiusのCEO、Alex Mashinsky氏はCelsiusのほかニューヨークにて7社の企業を創業しています。これまでにトータルで10億ドルの資金調達と30億ドルの株式売却を行ってきたとてつもない実績を持つ起業家です。またWebベースに関する特許も保有する優れた技術者の一面もあり、これまでにもいかんなくその才能を発揮してきました。そんな彼がCEOとなって進めているプロジェクトということで、それだけで注目が集まっています。Celsiusに類似するDeFiサービスは他にも存在していますが、彼の存在のおかげでCelsiusの将来は明るいといっても良いでしょう。
仮想通貨業界の中でもDeFiの分野はできて間もなくまだまだ発展途上な点が多いですが、逆にいえばこれからますますの成長が期待される分野でもあります。Celsiusもその一つとして今後の動向に大きな期待が高まります。