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Chainlink(LINK)の概要
【通貨名】Chainlink
【通貨コード】LINK
【総発行枚数】10億枚
Chainlink(LINK)とは?
Chainlink(LINK)は、Ethereumによって普及したブロックチェーン技術に基づくスマートコントラクトと現実世界のデータをつなぐことを目的とした分散型オラクル(Oracle)ネットワークです。Chainlinkはセルゲイ・ナザロフ氏が開発し、スティーブ・エリス氏をもう一人の共同創業者としています。2017年9月にICOを開催し、3,200万ドルを調達し、合計10億枚のLINKトークンを供給しました。
LINKは、分散型オラクルネットワーク「Chainlink」の独自仮想通貨で、ノード運営者への支払いに利用されています。Chainlinkネットワークにはレピュテーションシステムがあるため、LINKを大量に保有しているノード事業者はより大きな契約で報酬を得ることができ、正確な情報を配信できなかった場合はトークンの減算となります。
LINKはERC20にERC223の「転送と呼び出し」機能を追加したもので、1つのトランザクション内でトークンを受信してコントラクトで処理できるようにしたものだそうです。
分散型オラクル(Oracles)とは?
ブロックチェーンはネットワーク外のデータにアクセスできないため、スマートコントラクトのデータフィードとして機能するためには分散型オラクル(Defiインストルメント)が必要になります。Chainlinkの場合、オラクルはEthereumネットワークに接続されています。オラクルは外部データを提供し、事前に定義された条件が満たされるとスマートコントラクトが実行されます。
Chainlinkネットワークの参加者は、API情報などの外部データフィードにアクセスしてスマートコントラクトを提供するインセンティブを(報酬を通じて)与えられます。ユーザーがオフチェーンデータへのアクセスを希望する場合、Chainlinkのネットワークにリクエスト契約を提出することができます。これらの契約は、要求する契約と適切なオラクルとのマッチングを行います。契約には、レピュテーション契約、オーダーマッチング契約、アグリゲーション契約があります。集計契約では、選択されたオラクレスのデータを収集し、最も正確な結果を導き出します。
Chainlink(LINK)の将来性
Chainlinkのような分散型オラクルは、スマートコントラクトの普及と利用拡大に重要な役割を果たすと言われています。
分散型オラクルにはフリーローディング(あるオラクルが伝えたデータを他のオラクルノードが観測できる場合、他のノードはコスト無しでデータを提供できてしまう問題)などの課題も残されていますが、Chainlinkがこれらの問題を解決する事が出来れば、ブロックチェーン業界全体に与えるインパクトは非常に大きなものになるでしょう。
ChainlinkはGoogleやPolkadotなど有力企業との提携も活発に行い、今後も発展していく可能性が高い有力な分散型オラクルプロジェクトと言えるでしょう。