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Compound (COMP)の概要
【通貨名】Compound
【通貨コード】COMP
【総発行枚数】不明
Compound (COMP)とは
COMPとは、仮想通貨の貸し借りを可能にするプラットフォームCompound(コンパウンド)が発行するガバナンストークンです。Compoundを利用することでCOMPトークンを受け取ることができます。最近コインベースやバイナンス、OKEx、FTXなどの大手取引所に次々と上場しており、注目の通貨です。
ガバナンストークンとはネットワーク運用や開発についての方針を、トークンを保有しているホルダーによる投票で決定するトークンのことです。投票によって開発に関わることができるということです。
COMPトークンはイーサリアムのトークン規格に基づき作成されたERC20の銘柄で、Compoundプロトコルに対する変更について提案・投票をすることができます。COMPを保有するホルダーが会社の経営者に代わって、プロトコルの管理者となり様々な提案を決定していきます。
投票権はCOMPトークンホルダーの他に、COMPを保有していないユーザーに委任することも可能です。
Compoundとは、イーサリアムをはじめとしたERC20トークンの貸出サービスで、「世界最大の分散型金融プロトコル」として世界的に注目を集めています。
仮想通貨をCompoundに貸すと、貸出期間に応じて「貸し付ける仮想通貨」と「COMP」の利息を得られます。
また、仮想通貨を借りることもできます。借りる場合は、担保として借りる額の150%を預かり入れする必要があります。
少額から始めることができ、仮想通貨を貸した際の金利が高く流動性が高いことから、人気の高いサービスとなっています。
分散型金融(Defi)とは、「中央管理者を廃止して利便性や透明性の向上を目指すもの」といった意味で使われます。従来型の金融では、金融機関や取引所などの中央管理システムが取引者同士の間に入って取引を仲介しています。これに対して分散型金融は、第三者の仲介なしに効率的な取引を実現します。
分散型金融分散型金融(Defi)のメリット
・無駄な手数料がかからない
取引者との間に中央管理者を挟まないので、中間手数料を取られません。
借り入れ時や入出金の際に一部手数料がかかる場合もありますが、中央集権型と比べると遥かに手数料は低いです。
・ハッキングのリスクが低い
分散型取引所は中央集権型と違って、一ヶ所に仮想通貨を集めないのでハッキングされるリスクが減ります。これまでにハッキング被害に遭っているのは中央集権型の取引所がほとんどです。
Compound (COMP)の動向
Compound (COMP)はコインベースベンチャー等から出資を受けていますがICOによる資金調達を行なっていません。
まずCOMPはCompoundプラットフォーム上の上の8つのレンディング市場で利息を貯めているリアルユーザー達に放出されます。2020年6月16日の初回以降毎日計2880COMPが配布され、その総額は今後4年間で計420万COMPに達すると発表されています。
8つのレンディング市場とは、ETH、DAI、USDC、USDT、BAT、REP、WBTC、ZRXの銘柄の貸し仮想通貨マーケットです。
配布の開始に伴い仮想通貨取引所MXCにCOMPは上場しました。COMPはMXC上で初値である3USDから一時500USDTにまで高騰しましたが調整を受け約57USDあたりまで下落しました。
その後「Coinbase pro」がサポートを発表したことによって再び400USDに迫る勢いで高騰しましたが、現在は調整を受けて7月以降は150~200USD程度で取引されています。
Compound (COMP)の将来性
分散型金融分野は今後必ず発展することからCOMPの将来は期待できるでしょう。
分散型金融には「無駄な手数料がかからない」「ハッキングのリスクが低い」というメリットがあり、「利益」と「安心」を兼ね備えた分散型金融は今後発展していくでしょう。
Compoundだけでなく、他の取引所でも分散型金融に移行しようとする動きがあり、多くの分散型仮想通貨取引所が出てきています。
またCompoundは、分散型金融が注目されたことによりCompoundに多くの人が参加をし、需要が高まっています。このような流れからCOMPは今後伸びていく可能性が高いです。