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Klaytn (KLAY)の概要
【通貨名】Klaytn
【通貨コード】KLAY
【総発行枚数】10,000,000,000枚
クレイトン(Klaytn/KLAY)とは
クレイトン(Klaytn/KLAY)は、韓国インターネットサービス大手のカカオが手掛けるブロックチェーンプロジェクトです。Klaytnが発行する仮想通貨は、KLAYと呼ばれます。
特徴は、分散型と中央集権型とのハイブリッドであるという点です。仮想通貨は分散性に焦点を当てたものが多いものの、分散型は処理速度が遅いという欠点があります。Klaytnは分散性を少し犠牲にすることで、この欠点を克服しました。
また、DApps(分散型アプリケーション)を簡単に開発できるチュートリアルとツールキットが提供されています。開発されたすべてのDAppsでKLAYを電子マネーのように使うことも可能です。2019年9月には、サムスンから5つのDAppsがプレインストールされているThe KlaytnPhoneを限定販売しました。
Klaytn (KLAY)の動向
Klaytnは2018年10月よりテストネットにて運用を開始。2019年6月27日にメインネットローンチ※しました。2019年9月にはThe KlaytnPhoneを発売。2020年6月3日にKlipをリリース。
2020年6月6日には韓国大手仮想通貨取引所Coinoneに上場したものの、Klaytn側は「これはCoinoneの一方的な決定」とし、上場撤回を求めました。韓国の規制をクリアした上で、上場を進めていくことを強調しています。
※メインネットローンチ:独立したブロックチェーンを新たに始動すること。
Klaytn (KLAY)の将来性
Klaytnを開発するカカオは、韓国でSNSシェア1位のメッセンジャーアプリ「カカオトーク」を提供する企業です。2020年6月3日には、カカオトークで利用できる仮想通貨ウォレット「Klip」をリリースしました。これにより、韓国では身近な仮想通貨となるかもしれません。
しかし、カカオトークの月間アクティブユーザーは5,130万人。ブロックチェーン「Libra」を手掛けるSNS世界シェア1位のfacebookは23億7,500万人、「LINK Chain」を提供するSNS日本シェア1位のLINEは2億300万人と、水をあけられています(月間アクティブユーザー数はいずれも2019年のデータ)。
グローバル市場ではLibraに分があるので、アジア圏でシェアを取れるかが飛躍のカギとなるでしょう。