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STELLAR(ステラ)の概要
【通貨名】Lumens
【通貨コード】XLM
【総発行枚数】不明
STELLAR(ステラ)とは?
STELLAR(ステラ)とは、オープンソースで分散型のコミュニティ所有ブロックチェーンネットワークで、資産間の価値移転を促進するために使用されます。STELLARはこれらの移転をわずかな手数料で容易にすることを目指しており、あらゆる所得レベルの人々が低コストの金融サービスにアクセスできるオープンな金融システムを目指しています。
ステラネットワークで使用される独自仮想通貨はルーメン(XLM)と言います。
すべてのステラアカウントは、ステラ決済システムのスパム行為を防ぐために、少量のルーメンを保有することが義務付けられています。ルーメンを使用することで、ユーザーは自分が所有している通貨を他の人に別の通貨で送ることができます。また、ステラはスマートコントラクトにも対応しています。
STELLARは2014年に元弁護士のジョイス・キム氏とMt.Gox取引所の創設者であり、Rippleの共同創設者でもあるジェド・マッカレブ氏が共同で設立しました。実はRippleとSTELLARは当初、同じプロトコルを使用していました。
Rippleと同様、ステラもまた、金融機関を接続し、国境を越えた送金に必要なコストと時間を大幅に削減することを目的とした決済技術ですが、リップルが銀行に焦点を当てているのに対しSTELLARは銀行口座を持たない人々の銀行取引に焦点を当てています。
STELLARの最大のパートナーシップの1つは2017年10月に締結されたIBMとの提携であり、南太平洋地域での支払いを容易にするために複数の通貨コリドーを設定するためのものです。
またSTELLARはSTELLARのコードベースのメンテナンスを支援しSTELLARのコミュニティを支援する非営利団体「STELLAR開発財団」からも支援を受けています。
STELLARの採掘方法はビットコインのようなプルーフ・オブ・ワークの暗号通貨とは異なりSTELLARはマイニングできません。2014年にSTELLARネットワークが稼働したとき、年率1%のインフレ率で1000億XLMが作成されました。しかし、2019年10月にコミュニティの投票でインフレ機構が終了し、2019年11月には全体のXLM供給量が減少し、これ以上のXLMは作成されずに500億ルーメン程度の供給量になってしまいました。約200億XLMがオープンマーケットにある一方で、ステラ開発財団は残りの300億XLMを持っており、STELLARのエコシステムをサポートするために使用していますが、それらのXLMも徐々にオープンマーケットに入っていくことになります。
STELLAR(ステラ)の動向
STELLAR はIBM以外にも様々な企業と提携しています。Strongholdは法定通貨米ドル(USD)とのペッグ通貨となる仮想通貨”Stronghold USD(USDS)”を仮想通貨Stellar(ステラ)のブロックチェーン上で発行していてIBMもUSDSを支援しています。
STELLAR(ステラ)の将来性
仮想通貨ファンドLDJキャピタルの会長であるDavid Drake氏はSTELLARの将来性について「将来10兆円規模に成長する可能性がある」と発言しています。