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THETA(シータ)の概要
【通貨名】THETA
【通貨コード】THETA
【総発行枚数】10億枚
THETA(シータ)とは
Theta NetworkはP2P(ピアツーピア)技術を利用し、イーサリアムのブロックチェーン上で動作する分散型動画配信プラットフォームで、Theta Networkで使用される仮想通貨がTHETA(シータ)です。
既存のコンテンツ配信ネットワーク(CDN)は、世界の多くの地域でリーチがなく、ビデオのリバッファリングや高負荷時間の原因となっています。今後4kや8kといった、より高品質のストリームのニーズが高まるとインフラのボトルネックが発生するのは避けられないと言われています。
中央集権的なCDNは非効率でコンテンツ制作者やプラットフォームへの収益の還流が少ないとTheta Networkは主張しています。
Theta Networkは中央集権型に比べてインフラストラクチャーの構築にコストがかからず、4kや8kといった高品質の動画配信をグローバルに配信できる分散型動画配信プラットフォームでコンテンツ制作者や視聴者へ収益を還流できるとしています。
Theta Networkはオープンソースのネットワークとプロトコルで、すべての開発者とパートナーに開放されています。動画プラットフォームやコンテンツプロバイダは、視聴者のために特化したDapps(分散型アプリ)を構築することができます。
ユーザーは帯域幅を共有し、コミュニティを構築することで、動画を視聴するとTheta Fuel(シータフューエル)として報酬が得られます。
THETA(シータ)の動向
2020年6月、Theta Network はTheta Mainnet 2.0に移行しました。Theta Mainnet 2.0は、Thetaの新しいマルチBFTコンセンサスを導入したメジャーアップデートです。
コミュニティーが運営するGuardianノードは、ブロックの生成に直接的な役割を果たし、定期的に100ブロック間隔でブロックを確定し、各ブロックを生成するValidatorノードの後に2番目の防御層を構成します。
Guardian Nodesがネットワークに加わり、ステーキングを行うと、賭けられたTHETAの大部分を単一のグループまたはエンティティが制御することはなくなり、Thetaの分散化に向けた重要なマイルストーンとなります。
一方で、Theta Network を採用していたSamsungの360°動画サービスSamsung XRのサービスが2020年9月30日に終了すると発表されました。
THETA(シータ)の将来性
Theta Networkの開発は順調に進んでいるようですが、実用面でSamsung XR のサービス終了は気になるニュースです。その将来は、eスポーツ系のゲーム配信「Sliver.tv」以外に、映画などの動画配信サービスでTheta Network を採用する企業が現れるかに掛かっています。